お正月に見た映画【スイス・アーミー・マン】

正月らしい番組難しい……

元旦の失敗を踏まえて、今度こそみんなで楽しく有意義に過ごそうと思い映画を見ようということになったのですが……。
映画の選択を間違えました。

以下、多少のネタバレを含む映画の感想が書かれています。

スイス・アーミー・マン

スイス・アーミー・マンは2016年公開の映画で比較的新しく、PVもコミカルな音楽に合わせて無人島で遭難した青年と漂着したゾンビが島を脱出するために色々な事をしていくという、見ているとワクワクするような感じでアマプラの評価も悪くなくとても気になっていた映画でした。

さらに、PVではたどたどしくしゃべるゾンビと青年の友情も魅力的に見えていました。
記憶を取り戻そうとするゾンビの手助けを青年がしてあげるいい話もあるのかなと……。

でも実際は友情というか、途中からゾンビに思春期的な衝動が湧いてきたりしてソッチの話が多くなってくる。
いや、最後は友情なのかもしれないけど。うーん。

あと、ゾンビの青年はお腹にガスがたまってそれを動力に色々な事ができるのですが、それが終始ぶーぶーとしている感じはちょっとヤバかったです。

ギャグ的なノリが強いかと思いきや、最初の30分は青年が一人でずーっとしゃべってるだけ。
ゾンビがしゃべるようになっても話が進まず、脱出よりもゾンビの記憶を取り戻す方にシフトしすぎていて、いったい二人は今何をしているんだっけ?という気持ちに何度もなりました。

物語の展開が遅くて見ていると色々つらくなってきます。
それでもやっと話が進んだと思ったら実は無人島ですらなくて(意外と栄えた場所だった)、ゾンビは孤独な青年の心が作ったまやかしなのか!?と思ったら普通に死体として存在しているし、しゃべるのは青年にだけなのか!?と思ったら他の人にも聞こえてるらしいし。

謎が謎を呼ぶのに何も解決はしない。
あまりの気まずさにちらっと横目で二人を窺うと、あからさまに目が死んでいました……。
1時間半ほどの映画が3時間くらいには感じた。

ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート

2日の夜にTVでやってたこの番組は映画ではなくドキュメンタリーでした。

テレビの人たちが世界中の危険な場所に潜入して、そこに住んでる人たちのご飯事情を聞くという趣旨の番組なのだが、とにかく怖い。
カメラに気が付くと撮るな!と怒る人がいたり本当に怖い!バイオハザード6の冒頭のシーンを思い出しました……。
海外どころか国内でもほぼ旅行に行かない私にはカルチャーショックが強すぎる番組でした。

ケニアのゴミ山に住む少年の家は、家とは思えないゴミの中にある穴。
ドキュメンタリーだから生々しくハエが無数に飛んでいて、私なら数分もいれないような場所に住んでいる少年。
お米を炊いて取材スタッフに「食べる?」と勧めてきて、美味しいと言われたときの笑顔……。
年取ると本当にこういうの無理ぃ!涙で画面が滲むのよー!

他にも、ボリビアの鉱山で働く青年は頬いっぱいにコカの葉を詰めて鉱石の採掘をしていたり。
趣味で鉱物を買う私としてはこれは結構ショックで、こんな悪労働で石は採取されて私の手元に来るんだと、知ってはいたけど改めてショックだった。

また、この人も取材スタッフに優しいんだ!
足元気を付けてねとか
やっぱりここでも水分が目から垂れ流しで大変でした。

ブルガリアの密漁の青年……。
こわもてなのにお母さんには従順で怒られたくないところが好き。
悪いことするのもしょうがない環境とかあるんだなーって思わざるを得ませんでした。

大晦日、元旦、2日の3日間をみんなでダラダラと過ごしていたのですが、なんだかんだと楽しかったです。
次こそはカンフー映画とか見たいなー。

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