【ボードゲーム】アーカムホラー第三版はバランスのいいクトゥルフ系ボドゲでした【レビュー】

この感じこそがクトゥルフボドゲ

新型コロナウイルスの対策としてステイホームという標語がありましたが、インドア派にとっては全く問題なく、むしろそれを言い訳にお買い物までしてしまったり。
今回紹介するボードゲームは冬ちゃんがそんなノリで買った「アーカムホラー第3版」です。

アーカムホラー第3版

アーカムホラーはクトルゥフ神話をモチーフにしたボードゲームで初版はかなり昔に発売されていたらしく、今回発売のアーカムホラー第3版は第2版から約10年間を開けての発売だそうです。
ボドゲの歴史って長いのですね……。

前回紹介記事を書いた「マンションオブマッドネス」と同じクトルゥフ神話の世界観のボードゲームです。
プレイヤーが操作するキャラクター達にはマンションオブマッドネスと同じ人物もいて、それがまたファン心をくすぐってきます!同じキャラクターで同じ世界観の違うゲームを進めていける喜び……。本当にそのキャラが生きているようで嬉しくなります。

このキャラは前回のマンションオブマッドネスで私が使っていたウェンディちゃんです。まだ幼いのに波乱万丈な人生を生きるキャラクターで私のお気に入りです。

こちらのマリーさんは冬ちゃんが最初に使ったキャラクター。
椿鬼奴にどことなく似ている気が……。
特殊能力も「スモーキーベルベットな声」とさらに鬼奴感が……。

場所ごとのマップタイルとたくさんのチップ

アーカムホラー第3版でも舞台となるのは1926年のアメリカ合衆国にあるアーカムという街です。
クトルゥフ神話でアーカムと言えば、もう「あぁ、いつもの場所ね!」と思える安心安定の地名です。もちろんミスカトニック大学など他のゲームにも出てくる有名な場所もあるのでワクワクが止まらないです!

ゲームで遊ぶときにはこんな風に5か所のマップを使用します。
他にも数種類のマップタイルがありシナリオによってマップが変わります。そんな細かいこだわりも世界観をグッと感じられて素敵なのです。

使用するチップはけっこ多くこんな感じ。他にもシナリオの進行状況によって増えることもあります。

他のゲームでもそうですがチップは100円ショップとか無印良品の100円くらいのケースに入れて使ってます。
ゲーム後も重ねてしまえるから便利便利。

今回特にお気に入りなのが組み立て式のイベントカードホルダー。
自分で組み立てるのですが、これ結構頑丈で雰囲気あってとてもいいです。やっぱり立体的な物っていいですねー!

パンデミッククトルゥフのゲーム性とマンションオブマッドネスのストーリー感の融合したようなプレイ感

――ということで、遊ぶ直前までセットした状態がこんな感じです。

シナリオカードやマップそれぞれのカードやアイテムカードや助っ人カードや、他にも画面に入りきらないカードやチップがあります。

使っている机は6人掛けのダイニングテーブルなのでかなり大きめの方だと思うのですが、二人で遊ぶにもこの広さの準備が必要になるので場所はかなり必要になると思います。

シャッフルするものも多いので、慣れるまでは準備が少し大変かも。でも、みんなで分担してシャッフルすれば問題ないかな。
シャッフルは結構多いのでスリーブは必須かもしれません。
カードが痛むと何のイベントが来るか読めてしまうかもしれないので面白さが若干減ってしまうかもしれません。

でもこの辺さえクリアしてしまえばあとは楽しいクトゥルフライフが待っています!

遊んだ感じ、マンションオブマッドネスの謎を解いていくシナリオ要素と、パンデミッククトルゥフの盤上に沸いた敵を処理しつつ破滅トークンを浄化する方法を話し合いながら効率を求めてプレイする感じです。
なのでキャラクターの性能にあう場所に行って良いイベントを引けるようにすることがとても重要になります。

二人でもギリギリのバランスで遊べるので人数が少なくても大丈夫なところもありがたいです。

エラッタと誤訳に注意!

アークライトが出しているエラッタ(誤植の直し)は絶対に見ておいた方がいいです。
ルールがかなり変わって感じてしまうものもあるのでこれはとても大事。

それと、何度目かのプレイの時に問題になったのが、キャラクター「トミー・マルドゥーン」の固有カード「手錠」の表記でした。

1ラウンド中に1回、モンスターにダメージを与えたり交戦状態を解いたり、または人型のモンスターからダメージを受けた時、そのモンスターをただちに敗北させてもよい。

手錠に書かれている説明はこうなっていますが、ボスクラスの敵には人型のモンスターがいる事もありそれが問題になりました。
つまり人型のボスモンスターはその能力で一発で倒せてしまうのではないかと。

ゲームのリファレンスガイドには肯定的にも否定的にも両方に取れる表現があり、どうしたものかとなったのですが、英語版のルールにはきちんと明記されているらしく、ボスにはこの能力は発揮できないということがわかりました。

ここはちゃんとエラッタで出してくれた方が心穏やかに遊べていいのにな。と思ったのでここに書いておきます。

海外版はすでに拡張の「デッド・オブ・ナイト」も出ているらしく、日本語化が待ち遠しいです!
アークライトさん!日本語版の拡張待ってます!

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